感謝します

　最近礼拝メッセージの中で、感謝する心の大切さについて触れました。私たちの人生の質は、私たちの思考の質と関係していて、その思考の質というのは、神への私たちの感謝の心が大いに影響する、と。何が私たちの周りで起こっているかではなく、私たちが何に焦点を当てるかという､心の向きこそが大切で、感謝する心は、私たちの思いを自分自身や自分の問題から、神に焦点を向けさせるようにする、と。その結果、感謝する心や感謝を捧げる心は、ただ“与える”だけのものなのに、神が私たちに備えられているよきものを再発見させ、大いに“受ける”ものへと転換されて行く、と。不思議な、そして素晴らしい真実です。 この世の中では、「あなたの満足のために！」と宣伝されてはいますが、実のところその任務は、いかにあなたが今ある物では不十分で、満足するためには「もう少しが必要だ！」と感じさせることです。それによって、世のビジネスはうまく行くからです。私たちはそのような世の中で生き、容易には満足や感謝などできず、不満を訴えることに専念する貧しい世界に住んでいます。自分の心に気を配っていなければ、私たちは今日感謝の心を保って生きるのは難しいことです。 今月、日本では勤労感謝の日、アメリカでは感謝祭の休日があります。しかしこれらの日も実質は、ショッピングビジネスのために狡猾に利用されて、本来の感謝の精神が忘れられています。感謝の心は、すべてのものを、よき御心にしたがって与えて下さっている神に向けて捧げるもので、そうするなら、自分が何を持っていようといまいと、本当に感謝できるようになって行きます。クリスマスに進む前の月、神に目を向け､与えられている祝福をていねいに数えて生きましょう。そうすれば、私たちの周りに置かれているものが新しい祝福として見えるようになり、さらに異なる素晴らしいものが見えるようになりますから。 あなたの信じようとする心を、愛そうとする心を、そしてそのようなあなたの命と人生を、心から神に感謝します。ますます神に感謝して日々を生きましょう。そうすれば、神の祝福をますますいただいて、私たちは世の祝福になれますから。 ​ Pastor Takeshi