主が祈りを
- AICF Japan
- 2024年7月1日
- 読了時間: 2分
弟子たちはいつもイエスが祈っていることを知っていました。だからこそ、イエスがいつも偉大な御業を成しているのだと彼らは気づいたのでしょう。彼らはイエスに、祈りを教えて下さいと求めました。そうして彼らが教わった祈りが、“主の祈り”です。神の御子イエスがじきじきに教えてくれた祈りです。なんと畏れ多く、またすばらしいことでしょうか。
しかしながら、この特別に主が教えて下さった祈りは、悲しいことにとても軽んじられています。クリスチャンの多くが、まるで読経か呪文のように口先で唱えるだけで、真の祈りとして用いていません。正直なところ、私も信者になりたての頃は、この主の祈りを大切に思うことはありませんでした。地味で、自分の具体的な願いや問題とは無関係の、天国のこととか、日毎の最低限の糧のこととか、誘惑に遭わせないでとか、罪を赦すとか、おもしろくないことばかりの、あっさり終わってしまう祈りであったからです。
そうです、当時の私にとっての関心は、世の中での暮らしのことや世の中での将来、世の中での成功や幸福が中心だったのです。そんな私にとって、天国は非現実的で、日毎の糧があるのは当たり前、自分の仕事の問題解決や周りにいる困った人々をどうにかするということが、大きな関心事だったからです。ああ、私は天国を現実のものとは本当は思えていなかったのです。
残念ながら、私たちクリスチャンの多くが、現実的に天の御国を身近に意識して生きていません。今も生きておられる主イエスを、私たちの内におられる聖霊を、心から信じて慕い求めるならば、私たちの生き方は変わるのです。
主の祈りは、主が私たちに教えて下さった祈りです。これこそ、一切無駄のない、主の御心に沿った完全な祈りです。心から、主の祈りを自分の祈りとし、日々祈りの生活をし、父なる神との交わりを深めて生きましょう。
Pastor Takeshi
Comentários