口を開け

「あなたは口のきけない者のために､また､すべての不幸な人の訴えのために､口を開け。口を開いて､正しくさばき､悩んでいる人や貧しい者の権利を守れ。」

箴言31：8，9

この聖句は、私たちへの神の御心であり､聖書の明確なメッセージです。

残念ながら、人々は自分のために口を開き、自分の権利、自分の利益、自分の幸せや自己実現のためにはよく口を開きます。

残念ながら、人々は口のきけない者のために､悩んでいる人や貧しい者を守るためにあまり口を開きません。そのような時、私たちはまるで口がきけない者のようです。

私たちがそんな“残念ながら”の利己的な生き方をする時、ラッキーなことに私たちは順調でハッピーで､金持ちになれるかもしれません。しかしそのように生き続ける時､私たちの内側は何か大切なものを失って行くのです。それは人生の意味のようなもので､私たちはそれを“愛”と呼んでいます。

私たちは、神に愛されているということに気づいた時､イエスが私たちを死と罪の力から十字架の御業によって救って下さったと知った時､私たちの心は変えられ､新たなる者にされて行きます。これこそ神の愛の力です。

神の愛を知るほどに､もっと神を知りたいと求め､神を知って行くならば神を信じたいと思います。それを私たちは信仰と呼びます。信仰によって私たちが神のもとに行く時､私たちは思っていた以上に神が現実の存在であることに驚かされるのです。神は､優しくも力があり､謙遜にして全能で､愛と義に満ち満ちたお方であるのです。

神の御言葉に従い､神の御心に生きるなら､私たちの人生は実り豊かな､意義深いものになります。口のきけない者のために､すべての不幸な人の訴えのために､口を開きましょう。口を開いて､正しくさばき､悩んでいる人や貧しい者の権利を守って､生きましょう。

そのように生きるなら、神が助けて下さいますから。

Pastor Takeshi